味の出し方。
Buongiorno🇮🇹
「世界一ローマを愛する男」スッシーです。
最近、以前にもまして、「味の出し方」に拘っています。
元々、私の料理は「ブロード」(出汁)を使う事で後味が豊かになる事を考えて作っていました。
しかし、ブロードを作る事は手間がかかったり、保存があまりきかないので 当店のような小さいお店では捌ききれなくて 痛んで廃棄してしまった事もあります。
その為に「食材を沢山使う」事でフライパンの中でブロードの様になる様な作り方をしていました。
しかし、先日当店が「カルボナーラ」で使っているパスタメーカーの来日セミナーで
フィレンツェの3つ星レストラン「エノテカピンキオーリ」の名古屋のシェフが試作を提供して下さり。
「試食でよくこんな手間のかかるの作ったな」と感心したのと共に、「ミシュランっぽいソースだな」と懐かしく感じました。


やっぱり濃厚なソースをパスタ全体にコーティングする様に作るのは美味しいと思い。
自分も「濃厚ソース系」を早速作ってみました。


簡単に言いますと「魚介類のアボカドソース」と「ミンチとヒヨコ豆のソース」です。
我ながら、想像の上を行く出来栄えで 作ってから かなりヘビーローテーションしました。
私が料理を作る上で嫌いな事は 見た目重視の為や単価を上げる為に「意味のないソースや高級食材を使う」事です。
ソースも模様を書くためで本体の料理と味のバランスが取れていない、フォアグラや鮑を「乗せただけ」で何の意味も無い...
私も食材にはそれなりに拘っておりますので そこまで「安価な店」とは言いづらいですが、雰囲気も込みである程度「日常使い」して頂ける店にしているつもりです。
今は「フレッシュポルチーニ」が入ってきておりますので 「サルシッチャとポルチーニのタリアテッレ」や「赤ワインリゾット」と合わせております。


私は食材一つ一つのハーモニーを楽しんで頂ける様な料理を作りたいと思っています。
一口食べて単純に「美味い」と思える料理。
今回のセミナー いい刺激になりました☺️
コレからも「味の出し方」 追求して行きたいと思います♪