アマトリーチェ村のアマトリチャーナ


どうも 名古屋市池下にある「Ristorantino SUSCI」です!!
イヤ〜前回のブログから大分 開きましたね…

6月6日におかげさまで「1周年」を迎えさせて頂きました
個人的にもお店でもイベントが多く ブログをアップする余裕がありませんでした…

イベントの内容としては お見合いパーティ「Cerca Amore チェルカ・アモーレ 愛を探して…」
イギリス人で ワインセミナーをしている方のワイン会…
「日本酒と合うイタリアン」

そして自分の中でも 特に重要だったのが「日伊協会さんとモンテ物産 主催のワイン展示即売会」にお料理を提供させて頂いたこと…

数ある名古屋のイタリアンの中から ウチにお声をかけて頂いたことを 非常に名誉に思います

さて 前置きが長くなりましたが… この時にイノシシの頰肉「グアンチャーレ」を大量に買いました。 「世界一ローマを愛する男」の私としてはグアンチャーレを使う料理で「アマトリチャーナ」を外すわけにはいきません

そんなワケで作りましたよ!!

一般的には上のトマトソースがポピュラーですが
アマトリチャーナ発祥の地「アマトリーチェ村」には トマトソースじゃない「Bianca」(白)が存在します。 この白アマトリチャーナ ローマにあるレストランでもメニューである所は そんなにありません…

この白アマトリチャーナの存在を知ったからには やはりローマを愛する自分としては 食べてみたいし アマトリーチェ村に行きたい気持ちが募りました… そんな俺の気持ちを汲んでくれたのが 俺のイタリアン人の親友「ピスケッロ」

彼なくして 俺のイタリア人生は語れない 俺の大事な友達です…
そんな彼が俺をアマトリーチェ村に連れて行ってくれました…

ほとんど隣のウンブリア州との境にある 車じゃなきゃいけない とんでもない山奥でした… カルボナーラや 言ってしまえば他の料理も全部そうですが 要は「イノシシや羊しかいないような所で生まれた料理」なんです… だから そんな所に「トマトなんてあるワケがない…」んです…

イタリア料理といえば トマトは欠かせないイメージがありますが 元を辿れば トマトも「伝来してきた野菜」なんです… だから えてして山奥の古典料理はトマトを使わないものがほとんどなんです…

話しが被るんで先に言っておきますが 私アマトリーチェ村2回行っております…

2回目はイタリアで一緒に働いた友達が「ど〜しても行きたい!!」ということだったのでレンタカーを借りて行きました…

私の夢の1つだったのが「イタリアで車を持つこと」でした…ローマやフィレンツェ… もちろん大好きです… しかし俺はホントのイタリアの魅力は「田舎」だと思っています… 今回のアマトリーチェ村もそうですが「この土地で… こんな風土だからこの料理が生まれた…」 俺がイタリア生活に求めたコトはまさにそこでした… もちろんレストランで働いて料理を学びたい…しかしそれ以上に「なんでこの料理が生まれたのか?」その根本を知る事が俺がイタリアに行った最大の理由なんです… しかしそんな所に行くには 車でないと時間がかかりすぎます… そこはイタリア生活での最大の俺の難関でした…

ですから こうやってレンタカーを借りてイタリアをドライブすることは最高に楽しいことでした…

折角なので 途中「ノルチャ」というイノシシと黒トリュフの産地に立ち寄り…

まあ この男は置いといて…( ̄▽ ̄)笑
俺にとっても非常に貴重な経験をさせて もらいました(^^)

さて肝心のアマトリチャーナですが…
行った2回ともなんですが この「ホテル ローマ」にあるレストランで食べました なんと「ローマ法王」も食べに来たほどのアマトリチャーナが有名なレストランです(^^)

… 普通オーダーを取りにくる時って「何を食べますか?」って聞きますよね?
ところがこの店 第一声が「赤食べる?白食べる?それとも両方?」こんな聞き方をしてきます…

まるでアマトリチャーナを食べるのが当たり前なように… ってまあ 食べに来てるんですが( ̄▽ ̄)笑

そんなんで やっとのおもいで食べたアマトリチャーナが…

写真がメッチャヘタで申し訳ありませんが…^^;
やっぱりイタリアでのパスタの最大の特徴は チーズの量ですよね… これだけ思いっきりかかってるのはチョット日本では お目にかかれないです…
自分も初めて見た時は ホントにビックリしました… お相撲さんが塩を掴むような感じでいきますから… イヤホントに!!( ̄▽ ̄)笑

さて 肝心のお味ですが… ビアンコは初めてココで食べたんで対象比較がないですが メッチャ美味かったです!! グアンチャーレの味がダイレクトに感じられて シンプルでスゴくよかったです!!
ポイントとしては ロッソより グアンチャーレを大きくカットして カリカリになるまでよく炒めてるとこです。

ロッソは本来 イタリアはソースとパスタを絡めるんですが ココはビアンコベースにチョット絡めて 上から更にかけてるって感じでした… 普通より大分マイルドで 普通トマトソースは結構煮詰めて濃厚な感じに仕上げるんですが ココのはサッと作ってシンプルに仕上げていました。 やはり「ビアンコありき」な作り方にしてるんだな〜というのが 僕の感想です。

そんなワケで 現地アマトリーチェ村で見て ローマ時代は死ぬ程作って 考えた 当店のアマトリチャーナ… ロッソもビアンコもできるので 是非 1度食べに来て下さい!!