Monthly Archives: 11月 2021

折角なのでネッビオーロ(バローロ)について語ってみた。

Buon giorno🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

今回 私の好きなワイナリー「Roberto Sarotto 」の「Langhe Nebbiolo 」を新入荷しました。

Langhe とは「エリア」の名前です。個人的には白ワインのイメージが強いですが。

そしてNebbiolo が葡萄の品種です。

「イタリアワインの王様 バローロ」の品種ですね。

特徴としては「長期熟成」に適しています。

なのでバローロは「3年熟成した後に初めて出荷」されます。

という事は「重い、どっしり」とした味わいのワインが出来ます。

ここまでを前フリとして語っていきたいのですが。

かつて私は「1番好きな赤ワインは?」という質問に対して「バローロ!!」と即答しておりましたが。

コレは自分の知識の無さと「イタリアワインの王様🍷」というイメージに釣られていたという事を今では思ってしまいます( ̄∇ ̄)

確かに美味しいですよバローロ。

有名どこのクラッシックなバローロは本当に美味しいと思っています。

しかしイタリア3大赤ワイン「バローロ、アマローネ、ブルネッロ・モンタルチーノ」の中で1番ブレが多いのが「バローロ」だと思います。

3つ共「セカンドライン」がありますが、その境界線が1番低いのがバローロだと思います。

某酒販チェーンで2000円台のバローロを売っていて、本来あり得ない金額だと思います。

試しに買ってみましたが、まあお粗末なバローロでした。しかし「バローロ」の名で世に出ているのです。

そして試飲会でバローロの生産者が来た時に話しをしたのですが、そのワイナリーはバローロだけで3種類あり、醸造方法、エリア違いなどで分けておりましたが。 どれもバローロにしてはスッキリした印象で、私の感覚としては「フランスワイン」「ピノ・ノワール」を目指している様な感覚を感じました。

そこで生産者に「結構スッキリした印象を受けるけど どうしてこういう醸造方法を選んだのか?」と聞いてみた所「クラシックな作り方は溢れていて違いが生み出せない。だから革新的な作り方を目指している」という答えが返ってきました。

私は正直「なんだかな…」と思ってしまいました。

北イタリアの方は生産者の世代交代で若い醸造家はこういう考えの方が増えている事は感じていました。

北イタリアはフランス、ドイツ等 他国の影響を受け易いので、よく言えば「柔軟な考え」と言えるでしょう。

しかし私は料理にしても「基本が出来てないのに変化球から覚えてそこから更に変化させたら原型ないでしょ」というのが私の考えです。

だから私はイタリアに修行しに行ったのです。

そして何故かバローロの生産者で2、3こういう事が続き違う品種の素晴らしいワイン達と出会い 自分の心が段々とバローロから離れて行きウチのセラーからバローロが消えました。

それでネッビオーロもあまり使わなくなって数年…
ホントに久しぶりにネッビオーロを買いました。

Roberto Sarotto は本当に「イタリアワイン」を感じさせてくれます。

「王道な味わい」を感じます。

このネッビオーロもホントに味わい深くバローロにもヒケを取らないと思います。

あと自分の個人的な意見としては「スッキリとした高級ワイン」は売りづらいんです( ̄∇ ̄)笑

私もそうですが、やっぱり高いワインって飲んだ瞬間「おお〜」っていう「飲みごたえ」が欲しいと思うんです「スッキリとした高級ワイン」は結構「上級者向け」です。

やっぱり単純明解に私はやっていきたいです♪

 

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ホームページ作り直し完了!!

Buon giorno 🇮🇹

名古屋池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

今回 ホームページの写真をほぼ全て再撮影し新たに「カルボナーラ」のページを作りました♪

そして自分の車でお世話になった「ウイングオート」さんに旧型のFiat500 を貸し出して頂き。

更に友人のイタリア人🇮🇹にモデル参加してもらいました( ̄∇ ̄)

ここまで拘って作り直したのは、やはりコロナが関係しています。

コロナになり、お客様が激減してしまい、少し戻って来た頃。

お客様とお話しをしていて、お客様が以前より遥かに「店を厳選している」という事を感じ、更に「イタリアに行かれたことがある方」「ヨーロッパにお住まいだった方」というご新規の方の割り合い増えてきている事を感じました。

その事から「更にイタリア感🇮🇹」料理も「単純に食べて美味しい」というお客様にとって「シンプルで分かりやすい」という事を目指そうと思いました。

丁度ホームページも5年経ち、料理も変化しましたし、自分の「カルボナーラ」の武器感も増していたので、更に際立たせる事にしました。

料理の写真も前回は材料費を気にして大分使い回ししましたが、今回はお構い無しに作りまくりました( ̄∇ ̄)

撮影後はスタッフさんカメラマンさんイタリア人も含めて大宴会となりました♪

私は良くも悪くもハッキリしています。

それがトラブルを招く事もあるのですが、「自分が美味しいと思う物をお出しする」という心にウソはありません。

コレから更に自分の信念を貫いて営業します。

 

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新ワイン ガンガン出ております(^^)

Buon giornoイタリア🇮🇹

名古屋池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

さて前回のワインの稲葉さんの試飲会で新たに8種類のワインを仕入れただでさえセラーや貯蔵箱に入り切れてなかったのに、セラーの上に山積みになっておりましたが…
少しワインを入れ替え、販売して何とか落ち着きました( ̄▽ ̄)笑

新ワインどれも美味しく料理に合わせてオススメしております♪

昨日はFarnese 社の新ブランドAtzeiのVermentino sardを開けましたがコルクに「Made with Love」と書いてありました( ̄▽ ̄)

イタリア人のこういうオシャレな所大好きです(^^)

自分が料理を拘っていくに連れ、ワインの嗜好も変わってきました。

前回 日本酒に合わせた時も「自分が合う」と思っていた物がさほどだったり「コレは合わんやろ…」と思っていた物が大絶賛だったり… 人それぞれの趣味もありますが、やはりワイン(お酒)は深いです。

料理とのマリアージュもありますが…

先日 誕生日の時に元同僚とバーでドライマティーニを飲みました。

前回はそこのバーテンダーの人が作ってくれたのですが、今回分かりやすく言うと形だけのオーナーの人が作ってくれました。

一口飲んだだけで、同僚と「前回と全然違うな…」と言い合いました。

凄く失礼な言い方、「カクテルでも人によってこんなに変わるんだ…」と初めて思いました。

単純に見えても、やはり「プロ」としての職業である以上、違いがある事を改めて感じました。

自分もメインの食材などはモチロン、野菜や、ソース、塩であったりサイドの物に異常に拘っています。

それを含めての一皿…

ワインも「開けて注げばいい」という訳ではありません。

少なくとも私はそうは思っておりません。

「安ければいい」「腹が膨れればいい」という考えは私にはありません。

その辺は今後更に拘っていきます。

このコロナ禍、コロナ後に「更に尖って」行きたいと思います(^^)

 

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新ワイン入荷、ワインセラーに入らない( ̄▽ ̄)

Buon giorno 🇮🇹!!

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

先日ワインの稲葉さんの試飲会にお邪魔して、今回は新作ワインが多かったのもあるのですが、8種類もの新作ワインを入荷しました。

いや、どれも美味しいです( ̄▽ ̄)

当店で1番取り扱いの種類が多い「2大ワイナリー」

「Roberto Sarotto」と「Farnese 」共に新作ワインが素晴らしかったです。

まずRoberto Sarottoのシャルドネ。

シャルドネはホントに色んな地区で作られているので、幅が広いですが、流石Roberto Sarotto私好みの「バチっつ」とした飲みごたえの素晴らしい出来のワインです。 一発で気に入りました(^^)

そして今回1番楽しみにしていたのが「Farnese 」の新ブランド「サルデーニャ島のワイン」です。


Cannonauというサルデーニャの品種ですが、ワイン好きの方はご存知でしょうが「グルナッシュ」ですが、「コレホントにCannonau???」というような華のあるワインで、私もイタリアで安うまワインでかなり飲んでいた品種ですが、こんな味わいは初めてでした( ̄▽ ̄)

そして白は私の大好きな「Vermentino sarda」3ヶ所のエリアで使われているVermentino ですが、それぞれ特徴がありますが、サルデーニャは香りも独特で後味も良く大好きな品種です。

そして今回秀逸だったのはコレです。

Monicaという品種ですが、皆様ご存知でしょうか?

サルデーニャの土着品種ですが、コレご存知だったら結構なイタリアワイン好きではないでしょうか?

今回の件仕入れで1番高額でしたが、いやコレは美味しいワインです。

私はサルデーニャのワインはあまり高額な印象を持っていなかったんですが… 流石Farnese 味わいのある素晴らしいワインを作ってきました( ̄▽ ̄)

他のワインも全部紹介していきたいですが、そろそろ開店しないといけないので、とりあえず新ワインだけのご紹介でした。

いや〜楽しみ(^^)

 

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良いワイン程 グラス売りしたい。

Buon giorno 🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

只今イタリアワインの王様「バローロ」を気合いの2ケース仕入れしました( ̄∇ ̄)

 

さすがにボトル売りだけでは捌ききれないので「グラス売り」もしております。

捌く為だけでなく、私は「良いワイン程グラス売りした方がいい」と思っています。

理由としては「イイワインをリーズナブルに楽しめる」という事と「味が開いた最高の状態を楽しめる」という事です。

良いワインは大体「長期熟成」タイプです。

こういったワインは抜栓直後は「ガチガチ」に固くて香りも味も本来のポテンシャルを発揮しておりません。

私はどんなに短くても30分、ワイン会の時なら3時間前、 物によっては「前日」から抜栓します。

それは私が数多くのワインを飲んだ私の実体験からきています。

試飲会でも、「このワインこんなポテンシャルじゃないはずだ…」と思うと「コレ何分前に抜栓した?」と聞くと「15分前です」と言われホントはいけない事ですが、もう一個グラスを借りて「一周してくるからこのグラス置いといてくれる?」と言って置いておいてもらって、一周してきた後に飲んでみると、全然違います「ほれ、全然違うやないか、折角こんな良いワインなのにこんな出し方してたら勿体無いぞ」と嫌味な事を言います( ̄∇ ̄)笑

以前もお客様お聞きしたのはご友人が「フランスの5大シャトーって言っても大した事ないね」と言われたので、お客様は「どういう飲み方したの?」と聞いたら「抜栓して5人で飲んだからスグ無くなった」と言われ「何て勿体無い事してるの」と呆れられたそうです。

「それは残念な飲み方されましたね」と私も思いました。

ワインは「生き物」です。

温度や空気そして私は「食べ物」で色んな味わい表情を見せてくれると思っています。

私が当店では自分で飲んだワインしかお出ししないのはその為です。

ただ「商売」のためだけでなく「皆様に美味しいワインを楽しんで頂きたい」そこを私は大事にしていきたいです(^^)

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美味しいリゾットは難しい

Buon giorno!!🇮🇹

名古屋 池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

世界一ローマを愛する男なのにこんな物を作ってしまいました。

「ミラノ風リゾット」です( ̄▽ ̄)

「こんなの作りたくなかったんですよ…」というのは言い過ぎですが( ̄▽ ̄)笑

日本酒に合わせる為にお客様のご要望でお作りしました。

私も久々に作りましたが… 本来ならばチョット手を加えたくなるのですが、今回は「忠実に」作らないといけない理由がありましたのでホントにクラッシックに作りました。

先ずリゾットですが、私は「リゾットを美味しく作るのはパスタの3倍難しい」と思っています。

リゾットを作る上で大事なのは「お米」と「ブロード」です。

先ずお米は私は「イタリア米🇮🇹」を使います。

日本米はただ「白米」にする時は最高に美味しいです。

私もイタリアでたまに和食を作った時にイタリア米を炊いて白米にしましたが、まあ美味しくないです( ̄▽ ̄)

お米を炊く時にオリーブオイルと塩を入れて炊かないと味も何も無いです。

日本米の「甘み」のあるご飯は最高です(^^)

しかし、ことリゾットや例えばタイ料理そしてチャーハンなどの「火を加える」物には日本米は適しません。

水分が多すぎて料理がベチャベチャになるからです。

たまに当店でもリゾットを御注文のお客様が「スプーン下さい」と言われる事があります。

しかしイタリアではフォークで食べます。

何故なら普通でフォークで掬えるからです。

スプーンでないと掬えないようなリゾットはリゾットではありません。

そしてそれは恐らく「日本米」を使っているでしょう。

それは「リゾット」ではなく「おじや」です。

当店はちゃんとしたイタリアの文化もお伝えしたいので、一応ご説明はさせて頂きます。

しかし「スプーンで食べたい」と仰るのであればちゃんとお出し致しますので、そこまで頑固オヤジではありませんのでご安心ください( ̄▽ ̄)

それくらい「日本米」と「イタリア米」で出来具合が変わります。

あと最大のポイント「ブロード」です。

このブロードをたっぷり使ってお米を炊かないとまあ美味しいリゾットはできません。

先に書きましたが、お米自体の美味しさは日本米の方が遥かに上です。

普通に炊いただけではイタリア米はまあ美味しくありません( ̄▽ ̄)

しかし しっかりとした「アルデンテ」の歯応えになるのです(コレも知らない方だと「固い」とか言われるのですが( ̄▽ ̄))

私はリゾットによって肉のブロードや魚のブロードを毎回作ります。

今回は「和牛のミンチ」でブロードを取るという贅沢な事をしてしまいました( ̄▽ ̄)

それをドバドバ入れたらそりゃ美味しいに決まってます( ̄▽ ̄)

私達も最高の賄いでした(^^)

私料理の秘訣は「いい材料をタップリ使う」事と「手順と手間を惜しまない」事です。

ベースがしっかりしないと美味しい深みのある料理はできないというのが私の持論です。

今回の料理の中でこの「リゾット」が1番皆様にお褒め頂きました(^^)

そして意外にも日本酒に合ったそうで… コレは私も意外でした… 今回のラインナップの中で1番合わないと思っていたのですが…

最近「シンプルに美味い」を心掛けて料理しておりますが、シンプルが故に「誤魔化しが効かない」という難しさがあります。

イタリアで色々やったが故に今この「シンプルで美味い料理」が作れると最近思っております。

 

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