おはようございます。

名古屋　池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

最近　つくづく思うのですが…「美味しい物を作る時って　やっぱり手間がかかってメンドくさい…」んです。

例えばコレですが…

試作兼　自分の賄いですが…

「ポルケッタのラグーに揚げナス」そして「パンチェッタ」のロールバージョンをスライスして炙ってあります。

「パスタを作る」という１つの事に対して4つの工程があります。

普通パスタなどは既に作ってあるソースを「温める」もしくは「具材を炒める」後はパスタ入れてチーズかける… こんな程度です。

コレは更に「ナスを揚げる」「パンチェッタをスライスする」「パンチェッタを炙る」など通常やらない手順が加わります。

更にコンロも2基使用しますので非常に手間です。

しかし「ナスを揚げる」「パンチェッタを炙る」という行為がどれだけの影響をこの皿の味に与えるか… 計り知れません…

「ナスを揚げる」とまずナスの食感が変わります、そしてナス自体が味を吸うので食べた時のインパクトが違います。

そしてパンチェッタも炙る事により香り塩味が増し　ワインが飲みたくなる事間違いなしです。

ここに更に「ミニトマト」を加える事で更に酸味が加わります。

後　言ってしまえば「ほうれん草の生パスタ」も手間がかかっていますがコレも味の深みを助けてくれます。

どれも「自分の考え」で生まれてきた工程で本来であれば必要ない　通常やらない行為です。

しかしその「手間」が他の料理人の方との違いを産み出し「自分の料理」になる所以なのです。

仕事上「効率」を考えなくてはならない事はよくあります。

しかし「効率」を優先するあまり、「自分が納得がいかない」物を作る事は私はしたくありません。

だから「小さい店」しかできないのですが(￣▽￣)笑

「自分の納得する料理」　コレからも皆様にお出ししていきます。

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