パスタ無しコースってどうなんだろう?


おはようございます。

名古屋池下の「世界一ローマを愛する男」スッシー です。

昨日は旦那様がお誕生日の若い御夫婦が御来店頂きました。

こんな状況でもやはり誕生日はお祝いしたいですよね…
当店はコロナ対策を可能な限り行い 皆様をお待ちしております。

さて、昨日はコースでの御予約を頂き、丁度仕込んだ所でした「丹波の黒鳥のカチャトーラ」をお出ししました。

 

そして最後に「どれも美味しかったですけどカチャトーラが凄かった、あんなカチャトーラ食べた事が無い、今まで食べたカチャトーラは一体何だったんだろう?」と嬉しい御言葉を頂き、「付け合わせの野菜もメチャクチャ美味しかったですけど特別な野菜なんですか?」と聞かれたので。

「有機野菜で美味しいですけど、もっとポイントは50度のお湯に少し浸けておいて旨味を引き出してからオーブンで焼いてます、生のままからフライパンで焼いてもこうはいきませんよ」

と一応僕の秘密?もお話しさせて頂きました。

お若いですけど、凄く感じのいい御夫婦でホントこういうお客様にお越し頂けると気分良く営業できます(^^)

さて、そんな上がった気分の所でお褒め頂いたカチャトーラが少し半端が出てしまったので「自分も食べるか…」と思い「でも、そうするとパスタ食べたら多いな…」と思い「よし、今日はパスタ無しにしよう」とこんなメニューにしてみました。

「件のカチャトーラと有機野菜のグリル」「生ハムのサラダ」「カルチョーフィ  のブルスケッタ」「レッドカレースープ」そして当然「赤ワイン」です。

元々私 イタリアにいた頃は晩御飯にパスタはあまり食べませんでした。

休みの日に家で食べるとかだともっとシンプルに「ジャガイモのオーブン焼」「サラダ」「肉500g」「ワインボトル1本」こんな感じでした。

イタリア人って結構こういう食べ方するんです…
なので私もよくお客様に「別にパスタなんか食べなくても良いんですよ」と言うのですが、「やっぱり最後にパスタ食べたい」と仰られる方がほとんどで、当初「シメにパスタ」と言われた時も「は?」と思いました。

何故ならパスタは「Primo Piatto」(プリモ ピアット) 「1番目の皿」言って最初に食べます。

厳密に言えば「前菜」「パスタ」「メイン」「ドルチェです。

ここで1つ出てくるのが「イタリア料理はコース料理では無い」という事です。

基本「好きな物を好きなだけ食べる」がイタリアで日本では当たり前「シェア」もしないですしピザも1人で1枚食べます。

そして量が多いので全種類の皿を食べるのはなかなか難しいです。

僕も大体2皿です。

行く店のメニューによりますが、「前菜とパスタ」「前菜とメイン」「「パスタとメイン」こんな感じで、たまにメチャクチャ美味しいお店だと全カテゴリー注文しますが、パスタかメイン可能な物を「半人前」にしてもらいます。

なので今回の様なメニューもアリだと思うのですが… でも実際に夜でもちゃんと食事をされたお客様中でパスタ食べられなかった方って2組くらいなんですよね…

ラストなんて皆様「僕のパスタ」食べに来て頂いてる様なモンだし…
でも最近「ビストロ」とか「スペインバル」とか流行ってますが、パスタ系無いですよね… 皆様ああいう時は不満は無いんですかね?

私の知り合いのドイツ料理店にお勤めのソムリエさんに聞いたのは、お客様によく「パスタ無いの?」と聞かれ流石にパスタを出す訳にもいか無いので苦肉の策でマカロニみたいなのを出す、と伺いました。

最近なんかイタリアンが「ビストロ」や「スペインバル」に押されてる気がするので チョット気になっています。

皆様 ご意見があればお聞かせください( ̄▽ ̄)

 

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